「丈夫で長持ちする住み心地の良い家」
よく聞く言葉です。
でもその言葉を実現するためには家が完成してからでは見えなくなってしまう多くの仕事があります。
長く安心して住まえる家。
それは上棟の時から始まります。
4寸ヒノキ材を使用した碁盤の目のように組まれた剛床の土台。
上棟時には土台の上に床下地は貼りません。
理由は1階の床下地を貼る前に徹底的に基礎部分を乾燥させ万全を期します。
乾燥を促すためにそのようなわずかなことがひとつひとつの工程に組み込まれます。
これは特にしなければいけないという規則もないですが
やり直しのきかない今だからできることに最大限の注意を払う。
建ててからでは決して見えないところ、見えないこと、地味で隠れた仕事。
マス目があらわになることで職人さんたちの作業がし辛いのも確かです。
ただそれよりも現場で今しかできないことをする。
その家にとって今、良いと思うことは作業効率より大事という考えです。

夫をはじめ現場の職人さんたちにとってこれらを含め家中にこうした手間を加えることは特別なことではなく普通のこと。
若い職人さんたちも最初から当たり前のように身につけ行っています。
それは誰にもわからなくてもいい、わざわざ言わなくてもいい、
自分の仕事に自分が納得できることをする。
でも私が今こうやって書いてしまってますが^^
手間を惜しまずひとつひとつの家に愛情を持ってあたっている、
それはもちろん施主様の家ですが同時に夫にとれば自分が手掛ける大事な家です。
自分の手で作るのですからどうなるのも自分次第・・大きな大きな責任ある仕事です。
家を誕生させるという途方もないほどの責務、当たり前に淡々とそれを果たす、
五十年後、六十年後いや百年後にならなければその言葉が本当とか誰にもわかりません。
夫が日々もっともっといいものを作りたい・・と言っている言葉もこれでいい!の答えは追求すればするほど際限なく続きます。
追求し続けその時の最高に仕上げる・・職人さんて皆そういうものなのだと傍にいて思います。
先日書いたブログにももともと耐久性に優れたガルバの外壁を長尺物にする理由のひとつに
見切縁がない=コーキングというメンテナンスが必要なものを除いたことを書きました。
そもそも新築時に外壁以外にも将来維持管理するために大きな費用がかからないよう
様々なところを標準仕様にしています。
なぜそこまでするのか・・
木造軸組み工法におけるずっと安心して住まえる家の基本は
耐震性・耐久性・建物維持の安易性・可変性・断熱や気密等省エネ性などが挙げられます。
そんな視点からあらためてクボタ住建の家を考えてみました。
全棟長期優良住宅により耐震3を取得、耐久性においては古来から使われている国産材の
無垢の木を採用し通気工法により木造住宅にとって一番の大敵の湿気を防ぐことを
何より優先しています。
さらに全棟で気密測定をすることで施工状態が数値でわかりそれも会社のひとつの標準値として
認識することができます。
現在c値は0.5~0.6が平均値です。
数値ばかりが優先されてもどうかと思いますがそれでも気密測定は断熱材の厚みや性能、高性能の窓や玄関扉など製品の持つ数字上の値ではなく図面上でもわからない実際に建てた家で測定するので大事な測定だと思います。

断熱や気密を高性能にするにも施工の技術が必要です。
窓自体の性能、断熱材の性能も確かな施工がなければただの製品です。
現在流通している様々な高性能の商品もきちんと施工しなければその商品を生かすこともできません。

今、国をあげて省エネ住宅を推奨し多くの建築会社もそれに取り組んでいます。
高性能住宅は素晴らしいものですがそこだけで快適な住まいということではないと私は思っています。
機能だけが優れた家でも人にとって大切な「住み心地」が抜けてしまっては本末転倒です。
人が暮らす家です。
光や風の入り方・住みやすい生活動線・気分が良くなる空間・寛ぎ・・等々
そこに満足感がなければせっかくの高性能の家も残念なことになると思います。
今日より明日、もっともっといいものにしたい。
そんな職人さんたちの積み重ねの先に「丈夫で長持ちする住み心地の良い家」があるのだと思います。
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