おはようございます。
よしざわです。
上棟から10日後の「ベランダで楽しむリビングの家」
大屋根が圧倒的な存在感を誇ります。
言葉はいらない。
そこに立って感じる空間。
とにかくかっこいいです!
しばらく大工さん総出だったのでかなり現場の進みが早いです。
外周部の合板の取付は済み、粗床の施工がはじまってます。
一枚一枚確かめながら慎重に施工。
表では防水シートの取付も進みます。
それぞれの持ち場で黙々と施工に打ち込みます。
一階では現場合わせで変更のあった箇所の確認。
建築は大工さんの手による「現場合わせ」が必須。
施主様にとっては聞き慣れない、この「現場合わせ」という言葉。
現場合わせとは、図面をそのまま生かしながら時に手を加えて大工さんが現場で上手く納めていくこと。
腕と経験を頼りに臨機応変に現場を一番良い状態に持っていきます。
設計の段階では細かなところまで考えて図面を作っていても、いざ上棟し現場を進めていくとその場で臨機応変に対処する場面が出てきます。
現場で経験を積めば積むほどに様々な場面に出会うことで経験値が上がりそれが力量となっていきます。
いや、図面通りにできない、訳ではないね。
図面通りに作るよりこうしたほうが格段にいい、とかある意味、作り手だからわかる事がたくさんあるのです。
設計は紙の上での線、それを形にするのは大工さんの手。
だから現場合わせを前提に打合せ段階であえて正確に決めない事も多々あります。
建築は奥が深いですね。
比嘉さんはその経験値の豊かさもあり現場合わせの達人。
大工歴云十年のこの人にかかれば設計士ですら気づかない所でこっそりいい感じに現場合わせをしてより良い納まりにしていきます。
設計図があれば誰が建てても、ではなくクボタ住建の木の家はクボタ住建の大工さんだから建てられます。
いわばクボタ住建らしい木の家。
窓枠の納まり一つとってもこだわりがつまっています。
施主様には気が付かないところも職人の技を細部まで手をかけていく家が私たちが大事にしていることです。