こんにちは。
ヨシザワです。
続いて「広縁のある和の家」です。
室内では漆喰塗りが完了し、外もお庭屋さんが入ってることを聞きつけ現場へ。
なんということでしょう!
株立のアオダモのなんとも良い感じなこと。
2階の屋根の上からいい感じに葉がしげってますね。
ドウダンツツジでしょうか、とっても素敵な樹形。
玄関ポーチまでのアプローチも石畳で整いました。
施主様は当初よりアプローチは「延段/のべだん」の要望。
この石畳は延段というそうで、よく調べると延段は
「真/シン」
「行/ギョウ」
「草/ソウ」
という石敷きの呼び方があるとのこと。
「真」は、切り出した角石を使うそうなので、「行」か、または「草」でしょうか、玉石で構成されています。
雰囲気がぐっと良くなり、経年で雰囲気も変わるので愛着も増しますね。
本当に素晴らしいです。
仕上がりもそうですが、「こうしたい」という強い思いがこういう素晴らしい景色を生み出すんだと思います。
きっとこの景観を思い描いていたんだと、
この場所にすっかり昔からあったように。
勝手口の前では目隠しの役割も果たす縦格子を計画。
ベテランの比嘉さん、寸法をとってますね。
曲がっているものはないか等確認や太さなど、選り分けながら加工していきます。
仕上がりが楽しみ過ぎますね!
室内では内装が進んでいて木部の塗装も終えてます。
ここは勝手口の中、玄関土間と続くクローク。
壁を杉羽目板にしたので帰宅時など壁に物が触ったり、汚したりの心配がなく気兼ねないのでお勧めです。
なによりやっぱり自然素材は空気がサラッとしていて気持ちいい。
土間クロークからそのまま続くのがキッチンです。
今回の間取りは対面式でなく独立キッチン。
中央にワークテーブルを置くそうです。
キッチンスペースがとても広々していて厨房のようです。
さらに潔いのが壁面全てがステンレス!
かっこいい!
突き抜けてます。ほんとうに。
前回ブログに書いた漆喰も仕上がりましたね。
和室の床の間の天井はアジロ貼り。
内装の仕上げも垣間見れて嬉しい限りです。
光が当たって塗りあとの凹凸がとてもきれいです。
建具も入りました。
今回選ばれたのは「タモ柾目材」
急に現場感が薄まって部屋らしくなるから扉の力はすごいです。
先程の勝手口横の小庭に配したアオダモの葉が2階の屋根上、窓からも見えます。
全ては施主様とクボタ住建設計士のイメージ通り。
建つ前はなにもないところに、ひとつひとつ着々と計画を積み上げて、このようにはじめて形となることの尊さに感慨深いものがあります。
施主様のお気に入りになる予定の場所もこの日もポカポカ、よい感じに陽が入ってます。
皆んなで「秘密の廊下」と呼んでいた吹抜けの渡り廊下です。
クボタ住建は営業マンも現場監督もいません。
施主様と大工さんが力を併せてひとつひとつ一緒に悩みながら、時に一進一退しながら建てる家。
施主様も同じ目線でチームの一員となって建てています。