棟梁の妻です^^
今晩偶然にNHKの「クローズアップ現代」を夫と夕食中に見ました。
今日の番組は大工さん不足の影響が色々なところでその弊害が起こっているという内容でした。
とても身近な話しだったので夫とよーく視聴しました。
昔は棟梁がいてそこに弟子がいて・・・という仕組みの大工職人さんの世界。
今はその形がすっかりなくなり一人親方といって大工さんが個々に自営のようなかたちになっていることが一般的です。
それは夫が若い時と同じでやはり今で思うと一人親方の時代がありました。
個人経営の一人親方から法人に変えてそこから今日まで来月で法人として34期を迎えます。
今日の番組の大工不足の解決策は若い人を「社員大工」として雇うこともひとつの方策とのことでした。
クボタ住建も二人の社員大工さんがいます!
それぞれに今まで夫の厳しくも愛ある指導?を自分なりに乗り越えてきたに違いない頼もしい二人です。
どうして社員にしたかというと身分や給与を保証し慌てずじっくり大工の技術を身につけて欲しい・・夫のそういう思いもあったからです。
現場ブログでも随所に二人の大工さんが登場しますが林大工さんは2013年入社の今年で11年目、宮本大工さんは2017年入社の今年で7年目。
林さん
宮本さん
それぞれ勤勉に日々精進しています。
最初に階段を任された時の緊張感や造作を任され施主様が使いやすいように自分なりに工夫したり(殆ど目に見えない部分かもしれません)それぞれが誇りを持って毎日仕事をしている様子に私自身もそれをとても誇りに思います。
そしてもう一人大事な大工さんがいます。
夫の昔からの仕事仲間の比嘉さんが今はクボタ住建専属で現場をベテランならではの動きで二人の大工さんにその姿を見せて大事なことを伝えてくれてます。
比嘉さん
大工さん不足と言われる中、宝物のような人たちがクボタ住建の木の家を担ってくれています。
施主様と直にお話しできる作り手と住まい手の顔が見える家づくりは若い二人の大工さんも遣り甲斐があるようで施主様に色々な説明をしたり見学会の時なども上手にご案内をしていて
とても頼もしく思いました。
夫は今ももちろん現場で仕事をするのが楽しくて仕方のない人ですが自分だけでなくクボタ住建の木の家を建てる・・それを伝承していくのも大きな仕事です。
私はこうしてたくさんの言葉で書いていますが職人さんたちはこんなに
おしゃべりではありません。
言葉少ない中に若い大工さんと夫の信頼関係がきっと現場で培われてきたのだと思います。
これからも大好きな仕事と共に現場で一緒に汗を流す仲間として今まで通り和気あいあいとそして緊張感も忘れずに楽しく仕事をして欲しいなあと思います。
若い力は無限です。
たくさんの技を比嘉さんと夫から盗んで欲しいです。
皆様若い職人さんたちをこれからもどうぞよろしくお願いいたします。