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無垢材について

By 2023年1月28日12月 1st, 2023クボタ住建の家づくり

よしざわです。

なんでもない風景ですが、たまたま現場写真に写った構造材と窓枠。

ブログでも度々登場しているクボタの窓枠はスギ無垢材で大工さんがひとつひとつ組んでます。

小さな字でスギ、ムクと書いてあるのは構造材の柱。

クボタ住建で使う構造材は全て「無垢材」です。

では、「無垢材」ってなんだろう。

以前施主様からどこまでを無垢材というの?と質問された事がありました。

例えばこの2つの木。両方本当の木ですよね。

 

「無垢材」とは自然に生える一本の丸太をそのまま製材した木材のこと。

「集成材」は数㎝の板を接着剤で貼り合わせたもの。構造材に使う集成材の場合は10枚以上貼り合わせるそうです。

要は無垢材とは「貼り合わせない木」をいいます。

 

反りや狂いの少ない集成材のほうが大工さんの扱いは数段〜数倍楽ですが、それでもやはり手のかかる「無垢材」にこだわってます。

 

「無垢材」はいわば自然そのもの、混じっけなしの木そのものですから自然の風合いや存在感が圧倒的ですね。

接着剤や化学物質を含まないので人や動物、自然に優しく、家全体に使う事で調湿効果が最大限に発揮されるもの魅力ですね。

 

クボタ住建では構造材だけでなく、床材その他も無垢にこだわります。

建ててからも日に日にその後も年数を追う毎に楽しめる「経年変化の美しさ」も魅力のひとつ。

新建材(化学建材)を多く使う住宅は新築時が1番綺麗と言われています。数年経つと劣化がはじまり、古びて見えて一昔前の建物になってしまうのが悲しいですね。

無垢材の「経年変化」はアンティークやヴィンテージと呼ばれるような変化の価値があります。

変化する事でより深みが増し、人の年齢と同じように木の表情は変わっていき年相応の美しさを放ちます。

人も歳を取りシミやシワを刻んでもその人となりは変わりませんよね。

家も傷や色の変化を携えながら、けれど木の家の持つダイナミックで雄大な佇まいは褪せる事がないのです。

それは自然素材だからこそ。

「木の家に住む」という事は、人と家とが共に歳を重ねていくこと。

住むほどに愛着の増す家であるように。

古くなるほどに深みの増す木の家を住み継いでいけるように。

経年した木の家が変わらない輝きを放つように。

 

オーナー様から届く年賀状に「いい家!」「家が大好きで家にいる時間が増えた」などなどありがたい言葉を目にしてうれしいなぁ…と思います。

木の家の手入れについて熱心に質問くださるオーナー様の姿に大切にしてくださる気持ちが嬉しく思います。

 

「家は暮らしの宝石箱でなければならない」

偉人の言葉を胸に、いつまでも好きでいてもらえる家を作るため私たちは家づくりに励んでいきます。