クボタ住建で建てた木の家

 
木の家を建ててからのその後の生活を取材するクボタ住建の読み物シリーズ

#04 珈琲の香りと家族の趣味に囲まれる楽しい家 相模原市のI邸

2013 - Today

2019年9月某日

神奈川県相模原市に建つI邸。
 
I邸が見えて来た時に、まず外壁の色に目をひかれました。クボタ住建の特徴でもあるガルバリウムの外壁に、I邸は深いモスグリーン色を使っています。ガルバリウム外壁はブルーブラック色のセレクトが多いイメージなので新鮮な印象
 
このモスグリーンは、ゆったり2台分のカーポートに停車している少し懐かしさを感じる車の色など、ところどころにアクセントで使われている赤色ととても好相性
 
そしてカーポート奥のガレージの天井部分には、みたこともないくらいの大容量の収納空間。壁にレイアウトされたスケートボードやアメリカンなフラッグ。
 
この家で暮らし、アウトドアを始め多くの趣味を持ったご家族の生活スタイルに興味津々で、今回のOG邸訪問は始まります。

リビング

陽の光溢れる心地よい吹き抜け

1階部分はリビングとキッチン。キッチンからはリビングを一望できる間取りになっていて、家事をしながら家族と会話ができます。
 
奥様のこだわりの設計を元に作った木のキッチンは完全オリジナル。ここで家事をしていても家族とコミュニケーションがとれることももちろん織り込み済みです。
 
また、リビング横にお庭に面したスタディルームが設けてあり、こちらもキッチンからすぐの場所。使い勝手のいい長い机と棚がレイアウトされ、季節を感じながら勉強ができて、気持ちが良さそうです。
 
吹き抜けと窓の配置から、リビングのどこにいても陽の光が心地よく感じられる設計になっています。

ショップのようにディスプレイして収納を楽しむ

とにかく、ご主人の多趣味に圧倒されます。パンクロックのバンドでギターを担当。複数のギターやドラムがレイアウトされている2階のお部屋はリビングを見下ろす可愛い窓がついた秘密基地のよう。
車はもちろん、スケートボードにスノーボード、キャンプなど。そうしたライフスタイルは今も昔も変わりなく、そんなお父さんの影響を受け、頼もしく成長した2人の兄弟。週末には家族でアウトドアにでかけます。

アウトドア好きのご家族であるため、お部屋の中にもアウトドアのアイテムが多く見られます。様々なグッズはただ置かれているのではなく、まるでお店にいるようなディスプレイの仕方なので見ていても楽しくなってしまいます。
 
玄関を入るとすぐ並ぶアウトドア用のアイテム。広いシューズクローゼットにも家族4人分のスノーボード用ブーツやそれぞれの靴がきちんと収納されています。

スタディルーム

勉強も遊びも何でも叶えるスタディルーム

廊下

家の様々な場所でセンスを感じるスタイリング

趣味の部屋

趣味のお部屋の小窓からリビングが見渡せる

物持ちながらのきちんと設計された整理術

スタディールーム

 
多くの趣味を楽しみながら、こだわりの木の家で暮らしているIさんですが、実は、家を建ててすぐに転勤になり、しばらく家をあけなければならなくなったという経験の持ち主。
 
そうした経験から、基本的には無駄なものは持たないというポリシーがあります。また、家を建てる前には、家づくりについてかなりの勉強をしたそうで、木の家の知識も豊富。
 
当時の資料や、クボタ住建とのやり取りのメール文章までしっかりとファイリングしています。持ち物もしっかり把握して整頓している様子が伺えます。

ご主人の趣味のお部屋へ向かう廊下から
 
デニムや楽器などがレイアウトされ楽しさが溢れます

ご主人の趣味のお部屋へ向かう廊下からデニムや楽器などがレイアウトされ楽しさが溢れます

キャンプグッズが並ぶお庭のデッキ
建築時の白模型を出してくれていました
玄関
玄関
キャンプグッズが並ぶお庭のデッキ建築時の白模型を出してくれていました
 
手作り家
 
2階の小物やグッズがレイアウトされるコーナー
ショップのような見た目で使う時もわかりやすい
 
手作り家
 
2階の小物やグッズがレイアウトされるコーナーショップのような見た目で使う時もわかりやすい
  

INTERVIEW

家を建てようとしたきっかけを教えてください。

以前は海老名駅前の集合住宅に住んでいました。何処と無くのどかな雰囲気が気に入っていた場所でしたが、商業施設の開発によって様変わりしてしまうことや、クルマを停めていた駐車場が無くなってしまうなどの問題がありました。その頃からキャンプにハマってキャンプ道具が増えたり、家族が増えたりして2LDKのマンションでは手狭になったことで、もう少し広い家に住みたいなと感じたことが、家を建てるきっかけとなりました。

土地探しはどのようにしましたか?

不動産屋さんと一緒に探しました。当初は海老名方面で探していました。条件は「安くて広い土地」。多少不便でも土地の広さを優先したくて。お隣の壁と壁が近いというのは私たちの中ではNGでした。ここの土地の決め手は、妻が北海道出身で、静かでのんびりと時間が流れるような土地を探していたので、見て直ぐに気に入りました。案内してもらった中で唯一降り立った土地でした。

注文住宅にしたのはどうしてですか?

もちろん、最初は建売りも検討していました。ですが、好きなように建てたいという気持ちや、好きなクルマのガレージを作りたいなどを考えていたら注文住宅しかありませんでした。何より、アウトドアが好きなこともあり、木の感触や雰囲気を感じながら将来まで長く住み続けられる家で、経年美化を楽しみたいと思いました。

工務店選びはどのようにしましたか?

工務店選びはSUUMOカウンターに行き相談したのが始まりです。その後、資料請求して検討していました。数社比較検討をしましたね。工務店の会社規模については特に気にしませんでした。大きくなると窓口が営業マンになりますよね?それがうちには合わなかったんです。

クボタ住建の決めては何ですか?

資料請求をして送られてきた資料の中に美佐子さん手書きのお手紙が同封されていて、それに心打たれました。他では無いですよね?あとはホームページの棟梁の木の家を建てることに対しての思いに心惹かれました。クルマ好きの棟梁とはクルマの話で盛り上がりましたね。
 
クボタ住建では、棟梁が打ち合わせに参加してくれて、直接話しをすることができるので、何でも話せて安心できたんです。あと、大工さんが自社職人というのもポイントでしたね。工務店によっては大工さんがコロコロ変わってしまうというのも耳にしていたので。ここなら任せられると思いました。

プランニングはどのようにしましたか?

ただ何となく自分たちの要望を伝えるだけではダメだと思い、どうしたら伝わるのかを考えた結果、利用したのがマインドマップです。マインドマップを作成すると、思いが整理されて伝わりやすくなり、久保田さん達も私たちの思いをすぐに理解してくれました。
 
結果的に、ほぼ自分達の要望を叶える事ができましたね。以前住んでいたところについても良い点、悪い点も整理して資料作成してプランニングの参考にしてもらいました。私たちの考えや思いを資料作成によって伝えられたことが、今のこの家の形になったのだと思います。

自由設計だからできたことはありますか?

壁や天井の材料を各階で変えてるんです。試してみた、というのが本当のところですが。小窓は何かの雑誌で見たものをヒントに棟梁にイメージだけ伝え、ガラス部分の素材だけ渡したのですが、それだけでイメージ通りの窓ができて驚きました。キッチンの収納棚は妻が絵で書いたものを、そのまま実物にしていただきました。自分たちでピックを壁に埋め込んだり、モザイクタイルを貼ったり、美佐子さんに色の選択を一任したり、棟梁や美佐子さんと一緒に家造りそのものを楽しませてもらいました。

木の家のメンテナンスはどうしていますか?

特にしていません。ウッドデッキだけ塗装をしたくらいです。床に物を落として所々傷がついたり、へこんだりしていますけど、それが味だと思っています。

  

GALLERY

ギャラリー

キッズルーム

2階の奥はおもちゃ箱のような兄弟の部屋

キッチン

珈琲の香りに包まれるカフェのような奥様設計のキッチン

吹き抜け

2階から見たリビング

ガレージ

スケートボードと赤い柱が象徴的

部屋

秘密基地のようなお部屋からの眺め

LAYOUT

間取り

1F リビングダイニング・キッチン・他水回り
2F 子ども部屋・寝室

  
久保田美佐子さん

棟梁の妻 久保田美佐子さんより

ご主人と棟梁共に大のクルマ好きという共通点があり、最初のお打ち合わせ段階から盛り上がって意気投合していたことがつい先日のように感じます。特に印象深かったのは、家を建てることへの想いを、工夫して一生懸命私どもに伝えていただいたこと。ご家族全員で作られたマインドマップは本当にわかりやすかったですね。そこで希望されていたほとんど項目を実現することができたと思うので、私たちも大変嬉しかったです。
 
久保田美佐子さんのブログ
「棟梁のお家訪問」come on a my house!神奈川クボタ住建整理収納アドバイザーの妻が綴る現場と暮らしのブログはこちらから


編集後記
 
アウトドア好きで休日はアクティブに動いていらっしゃるとお聞きしていたI様ご家族。インタビュー当日は3連休中の1日で、ご家族の木の家を訪問するのにぴったりのお天気の良い日でした。
 
外観から、これまでお伺いした木の家とはまた少し違う印象。赤いオープンカーやスケートボードなどがレイアウトされたガレージは、秘密基地のようでとてもワクワクしました。
 
ご自宅の中も多趣味であることが分かりやすく、インテリアと趣味のグッズが同調していて素敵です。設計のお仕事をされているご主人の几帳面さが家づくりにも反映されていました。奥様の故郷のイメージも大切にしていたことが心に残るエピソードです。
 
奥様がドリップしてくれたコーヒーの香りが、お部屋の雰囲気にすごく合っていて、アウトドアショップのカフェのようでした。
Text & Photo :  :  4ReaL Design