横浜市中区に建てられたS様邸は「響き」という言葉が自然と浮かぶような木の存在感にあふれた住まいです。

2階のLDKに広がる高い三角形の船底天井は、施主様の希望であえて節の有るスギ板で仕上げ、まるで木が空間にこだまするような印象を与えます。

ご主人様がアメリカの出張中に出会った山々を望む自然味に満ちた建物に魅了され、その空気感を暮らしに取り込みたいという想いから格子の階段や素材選びに至るまで細部にこだわりが詰まっています。

アパレル業界で活躍されている施主様ならではのセンスが随所に光り「見せる収納」やショップのような空間をとの思いを造作においても忠実に再現することでどこにもない個性あふれる家になりました。

玄関からクローゼットまでを同じタイルで仕上げ床面の高さを工夫し段差を設けることで空間に奥行きと特別感を演出。

色や素材の選択もプロならではの的確さで家全体がご夫妻の穏やかで優しい人柄を映し出しています。

木と暮らしが響き合う住まいは年月を経るごとに風合いが増し価値ある家として変化していくことでしょう。