こんにちは。吉澤です。
広縁のある和の家、外構工事が進んでます。
先日の洗い出し、犬走り、駐車場土間打ちに続き、ポーチ(勝手口前)の左官仕上げ中です。
クボタ住建お馴染みの左官屋さん。
当現場では室内仕上げの漆喰もこなします。
こうして職人さんは段階を経て順に現場に入ります。
表の工事だけで何人もの職人さんが入る中で、なるべく職人さん同士がバッティングしないように取り計らいます。
それは動線や音の問題だったり、駐車場の台数だったり、水も使うので重ならないように配慮が必要。
下職さんの予定も聞きながら、こちらも融通もしつつ。
現場は「段取り」が大切というけどほんとだなぁとしみじみ。
よく昔、父が段取りを考えてると眠れないと言っていたのを思い出します。
寝ても覚めても段取り段取り。
室内では造作が進んでます。
ちょうど本棚を取付中でした。
別の場所で作って納めるやり方です。背板がある時はこうするのが多いのかも。
2人がかりで運びながら、
おーい巾木が〜*・〜::……・***
ちょっとなに言ったのかわからなかったけど、とにかく一度降ろします。
ふーーぅ。
重そう。
どうやら棟梁のチェックが入った模様。
巾木をじっと確認するけんちゃん。
口数が常に足らない職人さん同士だけれど何言われたのかわかるんですね。
一発で直します。
棟梁、見てないようで見てます。背中に目があるので^^
こうして一人前の大工さんになっていきます。
けんちゃんは父が天塩にかけて一から育てた大工さん。
技術はもちろん心構えも含め、体に叩き込まれてきました。
さぁさぁ、納めていきます。
あの柱の向こうへ。
むむ〜ぅ
どうなる?
ばっちり入りましたね!そしてぴったり。
当たり前ですが。
大工さんは当たり前にやるけど、このきれいな納まりに感動します。
階段でも窓枠でも柱の納まりでも、美しい納まりを見て父に言うと、当たり前でしょ〜と。
だって全部計算ずくだからと。
大工さんの頭の中はどおなってるんでしょうね^^
腰壁の作り方も棟梁の計らいで上部に隙間を設けてありました。
ちょっとした事だけど、下から見ても少し間があるだけでいい感じ。
計らい、というよりそんな大げさなものじゃなく遊び心かもしれません。
もちろん工期に影響ない範囲で。
喜ぶかなぁ。を考えながら作るのことが幸せ。
玄関の造作手摺を付けるのもそのひとつですね^^
(画像は竣工撮影にて)