棟梁の妻です^^
寒川神社さんから年末恒例の大祓いの申し込み封筒が届きました☆
これはもう毎年毎年ずっとしていることで
「しなければ!」をなるべく減らすほうが良いと思いつつ私の中では悪しき習慣の中には入らず
一年のお礼や節目も兼ねて神社にお参りに今年も行きます!
そこで神棚(と言ってもただの棚なのですが・・)に置いてあった6月の大祓いのお札を神社に納めるためにおろしていたらキラッと光る見かけないものが・・・
L字のこれは「さしがね」じゃないの。
なんでこんなところにあるんだろう・・・
間違えて置くわけないし・・
夫に聞くと「気がつかなかったの~とっくに置いたよ~気づくの遅いね~」と。
それにしてもなんでさしがねなんか置いてるの???な私はさらにしつこく質問を。
夫「え~・・原点だから」
妻「なにそれ?」
夫「ここから始まったんだよ、すべてはさしがねからなんだよ」
妻「だから祀ってるんだ~」
夫「忘れないようにね」
私のことですからさらに質問を投げかけます。
妻「原点ってなに?」
夫「昔は巻き金っていって角材の四面に使いながら仕事してたんだよ」
妻「へ~そうなんだ~」
私は夫から昔していた仕事の話を聞くのが大好きでそれは私の全く知らない世界なので好奇心が人一倍強く何でも知りたがり屋には聞けば聞くほどおもしろく興味深いのです。
現場に行けば普通に置いてあるL字のものさし(と私は思ってます)
でもそこに書いてある数字はセンチではなく尺とか寸。
そこで「さしがね」とはなんぞや?と思い今さらですが調べました。
検索したら出てきました~たくさん!
このサイトも面白く読みました
数学者!
夫だって右も左もわからない修行時代はきっと道具自体を使いこなすまで大変だったろうなあ・・と。
大工の持つ高度な技能は、頭脳と身体が連動した総合的な能力であり、個々の大工に内在しているものである(Medium.comさんから抜粋)
いずれにしてもさしがねもそうですが先人たちが考案した大工道具は本当にすごいと思います。
日本建築は「水平と垂直」から成り立っています。
そのための道具の数々は日本人の知恵と工夫と能力の賜物。
夫がその道具の中でさしがねが原点と言い切るれるのも羨ましく思いました。
日常の見える場所に置いて敬意を持って祀ってる。
初心を忘れないためなんだろうな。
天職につけた夫。
ただただしあわせな人だと思う「さしがね」の存在でした。