来月上棟を控えているN様邸。
昨日も夫はN様邸のプレカット図面をじっくりと確認作業していました。
以前は手刻みで行ってきた構造材も今は工場でプレカットして
上棟時に搬入してもらっています。
プレカット図面の段階ですでに構造計算などもされているのですが
クボタ住建では木造軸組み工法の中でも真壁造りを取り入れていますので
梁や柱が部屋の中から見える造りとなります。
数字的に計算された図面に夫の長年の経験値を加えより強くしっかりと
さらに視覚的にも美しく見えるように微調整が続きます。
施主様からも事前に太くして欲しい柱や形
好みの梁の通し方などもお聞きしながら
木の家を一緒に建てる・・・そんなところもクボタ住建の特徴です^^
プレカット図面の修正が終わり
これで家が決まる☆と呟いていました。
決まるからには手は抜けません。
図面は出来上がり決まっていても
室内から見る構造材をどう整えるか真剣に頭を巡らします。
頭の中に形として出来上がっていくシュミレーションを重ねているのだろうなあと。
きっとこんな時^^
わかりやすい夫です^^
実際に組み立てていくのは棟梁である自分自身。
私からするとなんて醍醐味のあることをしているんだろう!と
羨ましくもあり責任の重さの大変さを思ったり。。。
この記事を書いていたら何だか前にも同じようなことを書いた気がして
ちょっと探してみたら・・・ありましたよ~!
今からちょうど10年前ですね。
読み返してみて思うことは何年経ってもすることは同じだということです。
それは進歩が無いということではなく正しいと思うこと、
これなら!と自信を持って提供できることはずっと変わらず同じです。
日本古来の伝統的な家の構造は現代の家づくりにも通じています。
プランをお願いしている設計士さんもこんな風に言っています。
「柱や梁といった構造材を現しとして見せる家なのでそれらが美しく見えるように
骨組みが整った形になるような間取りにすること・・・」
現しの構造材ありきの間取りは様々な工夫も必要です。
骨組みが整った形ほど丈夫な構造でもあります。
家づくりに関わるすべての人たちが三位一体になり
より良い家づくりをするために時間をかけていきます。
建ち上がった家の構造体は美しく清々としています。
整然と並んだ柱とそこに架かる梁。
水平と垂直の美。
木造建築は実に奥が深いです。