新年あけましておめでとうございます。
棟梁の妻ブログと同じく恒例の元旦富士山撮影です^^
近くの厚木基地横の公園からの眺め。
今年も快晴の中、富士山を拝むことができました。
そう言えば撮りだしてからは殆どが晴れ。
雨の中撮ったことは記憶になく一年の始まりとして最高の気分です。
道路を挟んだ厚木基地も元旦の静けさを感じます。
今年も昨年に増してクボタ住建一同、お客様の大切なお家を建てる・・という責任と責務に一層の精進をしてまいります。
ここ数年様々なところで「持続可能性」「サステナブル」という言葉を耳にします。
私たち工務店でいうところの「持続可能性」とはどんなことだろうと考えます。
家は30年~40年くらい持てばいい・・という考えもあると思いますが、クボタ住建では100年持つ家を目指し建てています。
そのためには長持ちする材料を使うことは基より
さらに無垢材を使用することにこだわるのもそのためです。
材料だけではありません。
その材料が痛まないように腐らない構造にすることで建物は100年以上持つことが可能になります。
木造の建物に湿気は一番の敵。
古くから現存する建物も湿気を防ぐ工夫が先人の知恵でなされています。
さらに無垢の木の家は時間が経過するごとに劣化ではなく変化していきます。
その変化はそこに住まう人と一緒に日々の暮らしと共に、愛着あふれる変化を感じさせてくれます。
ここにひとつの事例をご紹介します。
6年ほど前に建築させて頂いた施主様がコロナ蔓延の際に、ご夫婦ともにリモートでお仕事をされるようになりました。
全く通勤の無い生活。
同じ頃、施主様からこんな時代になったからこそ「木の家」を建てておいて良かった!という感想が多く寄せられました。
そのお言葉が本当に嬉しく励みになりました。
先ほどのご夫婦はそれ以上の大きな価値観の変化があったそうです。
結果!長野県に移住!!
現在奥さまは前の仕事を辞められその地で林業に従事されています。
奥さまのインスタからは日々の新鮮な出来事が写真と共に綴られ生き生きと暮らしてらっしゃる様子が伝わってきます。
こういう人生も有り!と心から思いますし拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
移住のお話しを聞いた時の驚きそしてちょっと寂しい気持ちにもなりつつ、ご家族皆さまでわざわざ引っ越し前日にご挨拶に来て下さり
クボタさんの家ごと長野に持っていきたかったのですが・・と苦笑い。
頑張ってくださいねー!と夫と笑顔で見送りました。
その後のこと。
手放されたお家には今別のご家族が住まわれています。
新しい住人となられたご夫妻が心からお家を気に入って頂いていることを知り、家にも新たな命が吹き込まれていくようで本当に嬉しい気持ちになりました。
その後私たちに連絡を下さり夫もご挨拶に伺ったり、私も奥さまとお電話で何度もお話しさせて頂きました。
ご家族がこんなにもお家を大事に思って下さり「住み継いで」頂けることが有難く、この家を建てて良かったと心から思いました。
人生何があるかわかりませんね。
ただ「家」は変わることなくそこに存在し新たにそこで暮らすご家族を温かく迎え入れ、包み込んでくれているような気がします。
妻の個人ブログ「棟梁のお家訪問」にも以前そのことを書いた記事がありました!こちらです!☞☆☆☆
その時に思ったことは次に住まう方が購入した家を解体するのではなく、この家に住みたい!と思ってくれるような家を建てていきたいと・・いかなくては!と思いました。
年月が経っても飽きのこない本物の良さを肌で感じられる家。
親から子へ・・子から孫へ・・と受け継がれていく家。
そんな「持続可能な家づくり」をクボタ住建の建てる木の家で実現していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!