棟梁の妻です^^
今日は少し寒さを感じましたが気持ちいい晴天でしたね。
ニュースでは開花宣言も出たそうでいよいよ春本番に☆
私は午後から神奈川県庁舎へ行ってきました。
長期優良住宅や低炭素住宅などその他色々な申請書類の作成や提出などで現場の管轄の建築審査課や指導課にその都度行くのも私の仕事です。
それぞれの役所で特徴がありそれもまた好奇心が沸いてしまうことになり建物しかり・・そこに働く職員の方々にも興味あり・・特に初めて行く役所など慣れてない場所に行き知らないことを聞きながら・・見たり聞いたり知ったりすることはある意味楽しいこと。
役所の方々はどちらの方も非常に親切丁寧です。
県庁舎へはこれまでも何度か行くことがありましたが今日はなぜか帰り際に建物があまりにも美しく目に映り思わず携帯で撮ってました。
これが帰りの信号を待つ間の景色☆
そういう目で見るといつも通り過ぎていた場所もなぜか興味深くそしてあらためて素敵でいつもなら早歩きで庁舎内を横断していくのですが今日はゆっくりキョロキョロしながら見学しちゃいました。
私が向かったのは本庁舎の西側に建つ新庁舎です。
駐車場は本庁舎の正面横にあるのでそこから本庁舎の建物の中を横断して道路を挟んだ新庁舎へ。
横断といっても真ん中は通れず案内に沿って端の通路を使い西側出口に。
重厚感いっぱいの建物内部は端っこを歩いても外とは別世界です。
駐車場に戻るため本庁舎の西側出入口に。
すぐにレトロな受付があっていい感じです。
どこを見ても重厚感が半端なく・・と同時に装飾美の空間。
扉一枚も重そうです。
こんなエレベーターの案内板はじめて見ました。
カワイイ☆
とにかく今まで気にもせず通り過ぎてたのが不思議なくらいひとつひとつの照明までが歴史を感じます。
洋館ならではの調度品。
天井のモールディング。
装飾灯。
灯ってことは照明がついててあかりが灯るのですね。
この照明器具がいたるところに付いていてイチョウの葉の模様が浮かぶようになっています。
あまりに歴史ある場所なので途中から写真を撮っているのはいかがなものでしょうか・・・と思い
本庁舎の入り口にいる守衛さんに聞いて大丈夫と確認^^
今日は何で急に足を止めたくなったんだろう・・なんて思いながら見るとどこを見ても興味深く家に戻ってから調べてしまいました。
1928年竣工ということで今年で95年目。
すごい!
国の指定重要文化財にもなっていて「横浜三搭」と称される中のひとつ「キングの搭」の別名も。
ちなみに他の二搭は横浜税関本館庁舎を「クィーンの搭」、横浜開港記念会館は「ジャックの搭」とそれぞれ名前がついているそうです。
その中の「キング」ですから私が見てもわかるほど見事な存在感の建物です。
木造建築の美とは全く異なる空間ですがそこに長い年月延々と建ち続けている風格は
どちらにも共通するものだと感じました。
目と鼻の先にある横浜市庁舎は反対に新しく素晴らしく近代的な建物です。
横浜市に建てるお家の申請書類は全てそちらの建築審査課に持ち込みますのでどちらもすっかり馴染になってます。
仕事で行く機会が多い横浜みなとみらいのお隣の関内地区。
もともと開港以来の文化と共に歴史ある場所にはまだまだ私の知らない素晴らしい建築がたくさんあるんだろうなあ。
これを書いていたら思い出したのが世田谷区役所の建築指導課。
本庁舎の工事に伴い一時的に二子玉川分庁舎にあるのですがこの建物がなんと元高校だったところを
そのまま利用しているのです。
最初は全く気が付かずにいたら担当者の方が教えてくれて納得^^
広すぎる玄関ややけに幅広の階段があり教室をそのまま利用しているので本当にほのぼのな雰囲気。
廊下では各担当者の方とお話しする設計士さんや建築関係の方々。
まるで先生に授業の後質問している生徒のような風情でシビアな会話もなぜかほのぼの。
隣の教室?からは〇〇番の方~と順番をお知らせする女性の方の声もなんだか先生に思えてしまう。
だんだん役所オタクの感じになってきました。
私の好奇心は果てしなく続きます^^