十数年前に洗面所のリフォームをさせて頂いたT様から年月を経てご実家の建て替えをというご依頼を受けました。
かつて小学生だったお嬢様たちも成人されご家族の歩みとともに時の流れを感じます。
お父様が建てられた家をお母様との二世帯住宅として新たに築くにあたり高齢のお母様も安心して暮らせるよう、夏は涼しく冬は暖かい住まいを目指しました。
十分な気密性と耐震性を備えた高性能の家と同時に木の温もりを随所に取り入れ、加えて動線に配慮し家族の誰もがそれぞれに居心地の良さを感じられる間取りとなりました。
1階のLDKには吹き抜けを設け陽光が燦々と降り注ぐ明るい団らんの場となり、ダイニングテーブルはタモ材を使用し大工造作で仕上げました。
間仕切りや収納の建具扉の板目が見事に美しく毎日触れるところにも木の存在を感じることができます。
時を経ていくごとに建具や柱や梁などの色合いも変わり部屋全体が落ち着きのある空間として価値あるものへと変化していくのも無垢の木の良いところ。
お母様の部屋には趣味の習字や手紙を楽しめるスタディコーナーを作り部屋から続くデッキには布団干しの手すりも付けるなどご家族の思いやりが感じられる空間に仕上がっています。
2階にはご主人様の趣味である音楽を楽しむための部屋を設け、大量のCDを収納できる棚を部屋の両面に配しました。
この部屋でひとりだけの至福の時間を過ごすことができますね。
お母様の部屋の壁に旧宅の壁板の一部を貼り新しい住まいの中に想い出を残しました。
お父様の温かな想いが残る新居にはこれからさらに新しい家族の歴史が刻まれ受け継がれていくことでしょう。
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