棟梁の妻です^^
今日は以前書いたエキサイトブログの記事からです!
最近ブログを読み返す機会がありその時々で自分なりにさまざまな気持ちで考え感じたことが今も全く変わりないと思いびっくりです。
「納得」というハードル☆
家を建てるということをお客様の立場から想像してみました。
「家」といっても相当な数の建築方式や工法などがあり
たくさんの中から何をどう選べば良いのか・・・自分ならきっとわからないだろうと思います。
まるで雲をつかむようで漠然とし過ぎて・・・
でも気に入った家が建てたいと思う気持ちには変わらない・・・
場合によっては何年もの間そんな気持ちが交錯して
実際に行動に移すまでに時間がかかる場合も多くありますね。
家を建てる時はそれ相応のエネルギーが必要です。
時間をかけて住宅展示場に足を運ぶことや
様々な工法の知識を勉強したり
本当にたくさんの豊富な情報が知りたいという思い。
後悔しないために失敗しないために家族の大事な家のことを考えることは当然のことです。
家作りの依頼先をひとつに絞るまでには何回もの決断が必要になるはずです。
決断をする一番の素になることが「納得」だと思います。
前にも書いたと思いますが➔家は「人の命より長い」
家を買うことと家を建てることは同じようで少し違います。
買うという設定ではすでに買いたい家が存在していて
その家を見て購入をするか否かを判断する。
ここでも「納得」がなければ購入には至りません。
例えばキッチンがステキだったりリビングが広かったり太い柱や
収納がたくさんあたり・・・その中で見て納得して購入となります。
一方家を建てる・・・はまだその家自体は存在しておらず
何も無い空間から作り上げていくものです。
何も無いのです。
何も無いものに対しては何で「納得」するかという疑問がわいてきます。
その会社が建てた家を見ることや
各ハウスメーカーさんが一度に見れる展示場に行ったり
それぞれ何も無い時点でより多くの情報を得ながら検討されるはずです。
その中のどこかの時点で何かを「納得」することを
お客様は皆さま経験されているのではないでしょうか。
お客様それぞれの納得のツボは違うはずです。
ご自身の思う最良の「納得」を信じて行動することが一番かと思います。
納得するために偶然のご縁が重なることもあるでしょう。
たくさんの建物を見てその中からようやく納得できるものにたどり着くこともあるでしょう。
何も無いところから家一軒作りだすことを託すときの「納得」。
そのハードルはとても高いはずです。
特に私たちのような小さな工務店への御依頼には
お客様ご自身が高いハードルを越えなければなりません。
そう思うと高い高いハードルを越えてきて下さったことに感謝せずにはいられません。
何をつなぐのも人と人だということを最近とくに感じます。
車を売るのも人。
安全を売るのも人。
コロッケを売るのも人。
商品はあってもそれをつなげるのはすべて人を介してです。
ご縁も大事なつながりです。
そのご縁に甘えることなくつながった人とさらに信頼の気持ちを深められたら最高です☆