棟梁の妻です^^
YouTubeを見るようになり建築関係の情報の多さにびっくりしながら時になるほど!と勉強になったり・・へー!と思ったりしています^^
そんな中先日見た方の言葉が印象に残りました。
家の性能は答えが見えるけれど間取りやプランに答えはないということ。
なるほど!と本当にそう思いました。
高断熱・高気密住宅が当たり前の時代になっていますがこれらはそれぞれ等級化され構造計算や省エネ計算などに相応した施工や仕様をすることである程度答えが見えます。
そして気密測定など実際に数字で見ることも可能です。
とはいえその仕様を最高に生かしたものにするには施工の技術も伴います。
性能と施工技術や工法等が相まって結果として優れた性能を持つ住宅が完成します。
2025年4月からは省エネ基準適合が義務付けられ全ての新築住宅がその対象になり今後はさらに地球温暖化対策としても性能はどんどん進化していき家づくりも様々に変わっていくことと思います。
そのように家の性能が優れていくことは素晴らしいことです。
でもそれだけでは人の住む家としての完成度は十分ではないと思います。
家の性能や施工技術に加えて欠かせないのが住まいやすい間取りやプランです。
性能は素晴らしいけれど収納が足りずに家の中が片付かない・・
動線が上手く働かずに家事が面倒になったりストレスが溜まったり・・
反対に
家に居るとリラックスできる・・
毎日がゴキゲンで楽しく過ごせる・・
嫌なことがあった日も良いことがあった日も帰る家が温かく包んでくれる・・
一言でいうと「住み心地の良い家」という感覚的に体感する部分も外すことができない良い家の要素です。
性能だけでは計り知れない家という空間☆
その空間を考えるのが設計士さんです。
ただ単に平面図だけを追うのではなく家全体の空間が最も大事です。
さきほども言いましたがプランや間取りに答えはありません。
答えもなく数字で結果が見えるものではない曖昧な「住み心地」という言葉・・
でもそれはとても大事な家づくりの肝のひとつです。
平面図を見ただけで瞬時にその空間に立った自分を想像することはなかなかできないですね。
その空間をいかに生かし施主様にとっての暮らしやすさを組み込み描いていくプラン☆
ご希望をお聞きしながら・・後々困ることのないような・・そしてプラスαの提案も交えながら・・
答えがないだけにいかようにも提案できてしまう間取り。
答えのないプラン作りにはこれからお家を建ててそこに住まわれる人が心地よく住みやすく大好きな家!と思って頂ける設計プランが必要です。
住まう人からの希望を聞くことはもちろんですがその希望を設計士さんが幾通りにもイメージしながら自身の経験からそれらを希望以上のものにしていく・・想像していたものだけではなく意外性であったり様々な視点で作成していく図面はその後の住まう人にとってとても重要なものになります。
家づくりにおいて設計士さんとはかくも大事な部分を任される仕事なのだなあと今さらですが思います。
以前のブログにも間取りのことで同じような記事を書いてました➡☆
同じことばかりの繰り返しになりますが終始変わらず思いは同じです^^
施主さま方からの「住み心地良いです!」「快適です!」は何より嬉しい言葉です☆
プランに答えはないと最初に書きましたが住まう人が暮らしていく中でその答えが出るものだと実感します。
住み心地の良い家=高性能な仕様+確かな施工技術+住みやすい間取り(設計プラン)
いい家づくりにはこのどれもが欠かせないですね。
私たちも日々精進あるのみです!