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広縁のある和の家/竣工撮影レポート:外観

こんばんは。

よしざわです。

「広縁のある和の家」竣工時のレポートです。

まずは外観から。

 

 

外構と植栽をきちんと計画に入れた今回のご新築工事。

この写真を見ただけでもトータルで計画した完成度の高さが伺えます。

 

前回ブログで比嘉さんが選り分けていた木材での造作縦格子。

 

 

勝手口前の目隠しとして、当初の計画から想定にありました。

 

格子は、日本古来の木組みの技術でつくられる意匠。

 

線だけのシンプルな構成なのにも関わらず、建物の外観に凜とした表情をつくり、豊かな格調を演出する素晴らしいデザイン。

 

格子の起源はとっても古く、平安時代の初期の寺院建築に使われ広まったといわれていますね。

 

今回のように、勝手口前に格子を配し外からの目線を遮る目隠しとしての機能ももちろん優秀です。

ね、ほとんど中が見えませんね。

 

 

けれど、きちんと風や日差しは取り入れるのです。

植栽や外構の仕上げかたにも「調和」を意識することで配慮の行き届いた空間になってます。

 

 

それぞれが目立ちすぎない。

そんなさりげなさがとても大切。

 

格子は光や風を取り込みながら緩やかに空間を区切り、家の外だけど中のような、そんな曖昧だからこその開放感を演出します。

 

 

スタイリッシュなガルバリウムを使用したどちらかというと前衛的な印象の外観にも、格子を意匠として取り入れるだけでぐっと柔らかい雰囲気になりますね。

 

 

玄関ポーチ側は袖壁に杉材の堅羽目仕上げに。

 

 

 

棟梁がお勧めしました。

とってもよく馴染んで素敵です。

 

外観だけでとっても長くなりました!

室内編はまた次回。